anyadraの日常

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未知なる旅程(みち)を求めて(後編)

上手い書き出しが思いつかなかったので最近で一番嬉しかったことを書いておくと、それはプロ野球開幕戦(どのカードかは想像にお任せします)のチケットを入手したことである。そもそも球場に行くこと自体が6年ぶりになるし、ファンクラブ会員とかでもないのでチケットの入手は厳しいかなと思っていたところから一般販売の秒単位の勝負を制してのチケット獲得だったので喜びも一入、学生最後の楽しいイベントとなること間違いなしである。

 

さて、前回で本題が終わり本シリーズの趣旨は達成されたと言っても過言ではなく、ここからはエピローグと言っても良い。

 

そして長く続いた本シリーズもついに今回が最終回となる。それでは、予告通り私自身の現在地とこれからについて書いていこう。

 

まず私自身の現在地について。私は、このシリーズに書いてきたようにこれまでの人生で将棋を通して多くのものを手にしてきた。しかしその反面、同時に多くのものを失った、というより同年代の多くの人間が普通に得られるものを入手し損ねている、これが私の現状ではないだろうか。

 

最近の私は将棋以外でも新しいことや今まで目を背けてきたことにも向き合おう、とはしているつもりだが、いかんせん将棋に捧げてきた時間が重すぎるので大きく遅れをとっていることに変わりはない。それが悪いことだとはあまり思っていないが、社会を前にこのことを事実として認識しておくべきかなというところだ。

 

特に、私自身はせいぜい将棋界隈で胸を張れる程度の人間性しか持ち合わせていないということはしっかり自覚しておくべきだろう。自戒の意味を込めてはっきり言うと、前回も書いたように将棋界隈は色々な意味で人間性の要求レベルが一般社会よりも低い。私はそんな世界に長くいたから、あたかも自分が優れた人間であるかのように勘違いしかねない。一般的には大した人間ではないのに。

 

具体的に自分のどこが課題かについては自分の胸にしまっておくことにするが、その課題の多くは先に書いたような将棋に捧げた時間に失ったものに起因している可能性があるとだけ言及しておく。

 

しかし、このような状況を招いた自分の過去を悔いている訳ではない。将棋の世界で生きていくならあまり必要なくても将棋の外の世界で生きていく以上は向き合うべきことがたくさんあるのは必然であるから。

 

さて、このような現在地にいることを踏まえた上で今後について。まず、名残惜しいが今月をもって長い学生生活を送った地である京都を一旦離れることになる。新天地についてここではあまり詳しく書かないが、地元に帰るのではないとだけお伝えしておく。

 

もし私を見かけた際には声をかけていただければ嬉しく思うし、もちろん自分で主体的に動くことも必要だが最終的にはある意味運なので、新天地で良い出会いに恵まれることを自分自身祈るばかりだ。

 

そしてどういったスタンスで今後の人生を戦っていくかだが、将棋ですら若さで勝負しようなどという浅はかな考えは5年前には完全に捨てているし、残念ながら私ももう若いとは言えないから将棋以外の世界でも私が若さで勝負するのは厳しいだろう。

 

やはり、将棋もそれ以外も、つまり人生そのものを細々とオールドスターを目指して頑張っていくのが自分の生きる道である。答えが出るのが何年後かは分からないが、もう過去を思い起こして下を向くのはやめだ。将来を見据えた上で現在に真剣に向き合うのみだ。

 

ここまで散々将棋の外の世界で生きるとかいかにも今後将棋から完全に離れるような表現を使ってしまったが、決してそのようなことはないと強調しておきたい。現状は未来ある若者に対して低いようで意外に高い壁として立ちはだかり、将棋の厳しさをわからせる程度までならできるポジションと自認しているが、このポジションを維持できているうちはさらに先も目指せると思っているので少なくとも完全に若者の養分にされてしまったと感じるまでは細々と将棋を継続していきたいと思っている。

 

将棋界隈に対しては厳しいことも散々書いてきたが、将棋が自分にとっていざやれば意外に勝てて楽しい趣味であることは間違いないので。

 

最後に、ここまで読んでくださった読者の皆さんには将棋を指す方もそうでない方もいるかと思うが、読者の皆さんのおかげで無事にこのシリーズを書き終えることができたといっても過言ではない。この場をお借りして感謝申し上げたい。内容は私が思っていることを好き勝手書いていただけでいろいろと拙い部分もあったかもしれないが、私の書いたことがもし微力ながら何かに貢献できたとしたらとても嬉しいことだと思っている。

 

今後も媒体の変更や活動頻度の変化等はあるかもしれないがブログの執筆及びその宣伝活動自体は継続するつもりなので、引き続きよろしくお願いします。

 

それではここで筆を置いて、未知なる旅程を求める旅の新たなステージへ進むこととする。