anyadraの日常

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なんなん?

すみません、タイトルからふざけてMリーガーの園田賢さんの専売特許(?)をお借りしてしまいました。

 

今私はこの世は実力主義の皮を被った格差社会であることをしみじみと痛感しているのであります。いやそもそも本当の実力なんて短期の結果じゃ測れないんすよ、将棋だろうが麻雀だろうが。

 

そんな不条理な世界の中で、結果を出さねばならないが、多少結果を出したくらいで自分が最強であることを証明することはできない。ただし結果を出すことで自分が最強である可能性があると主張することはできる。

 

自分は長期的に戦えば今の学生将棋界隈で最強クラスの実力があると主張できると思っているし、それくらいの自信がないとこの界隈ではとても戦えない。たとえその実力とやらが幻であるという現実が待ち受けていたとしてもだ。(実際に井の中の蛙レベルまでは既に主張の証明は終わっている)

 

でも大会は一発勝負だ。負けることは許されないが、実力差があろうが勝てる保証はどこにもない。実質4年中2年を潰されたのは長期で結果を出すタイプの人間にはあまりにも厳しい試練であった。

 

それでも前を向き、自分が日本一であることを証明しようとしたその初戦、一瞬にして全てが終わった。自分で言うのも何だが、本来はせめてベスト8で戦わなければならないような強敵が相手であった。

 

私のパフォーマンスは真の強者以外が相手なら一瞬にして吹き飛ばしてしまうくらいのものはあったと思う。しかし相手も簡単には崩れない。最終盤まで均衡のとれた戦いが続いたが、最後は気付いたら必敗になっており、そのまま敗れた。親の顔より見た負けパターンであるが、相手が強かったと素直に思う。

 

この結果、私には実力を証明する機会が完全に失われた。厳密にはまだ僅かにその機会は残されているが、5人が勝てるゲームにすら論外の結果で勝てなかった人間が2人(3人)しか勝てないゲームに勝てることがあるのかという話である。

 

もちろんゲームなので運の要素はあるし、今回は運では最下位に限りなく近かったのも事実だ。

 

情けないことに結局運頼みにはなってしまうが、今回の運が底辺だったということは次は最高の運に恵まれるかもしれない(ギャンブラーの誤謬)という期待を持って一応ゲームには参加してみようと思っているし、とにかく人事を尽くして天命を待つよりない。この逆境の先に光が差すことを信じて。

 

今はゲームの結果という目の前の現実そのものを受け入れることだけは出来ているし、自らの実力が足りていないことも素直に受け止めており、前を見て進むしかないことも分かっている。ただこの言葉だけは最後にもう一度言わせてほしい。

 

 

 

なんなん?