anyadraの日常

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役に立つことをするな

役に立つことをするな、普通ネット上で突然こんなことを言ったら炎上は確実である。しかし安心して欲しい、言っているのは炎上したくてもできない男だ。

 

でもどうしてこんなことを突然言い出したのか、不思議に思われてはいけないので真意を説明していこう。

 

そもそも自分や他人の役に立つこととは具体的には何をすることだろうか?

 

人間が誰かの役に立とうとしてやったことは、本当にその人の役に立っているだろうか?

 

結論から言ってしまおう。自分や他人の役に立つことは何なのか、それはよく分からないものだ。だから誰かの役に立とうとしてやったことはその期待値の割に役に立たない。むしろあまり誰の役にも立たないだろうと思ってやったことに限って偶然誰かの役に立ったりするものだ。

 

これだから役に立つことをしてはいけないのだ。いや正確には役に立つことをしようと意識してはいけないのだ。

 

もちろん人間には誰しも何らかの目的のためにやるべき最低限のことがあるだろう。それは仕方ないから嫌だろうが苦しかろうがある程度割り切ってやるしかない。

 

だから自称意識他界系学生の自分でも単位回収、卒業という目的があるからこそこんな虚無生活が続いていても学業において最低限やるべきことはこなしているつもりだし、逆にそこがある程度しっかりできていれば後は何をしても良いと思っている。他人から見たら堕落していようが、廃人になっていようが、そんなことは関係ない。

 

だから何をしても良いところで役に立つことをしようとして苦しむのだけはもう勘弁だ。

 

かつて将棋を自分の将来のためにと少しでも思ってやってしまっていた頃は自分で自分を縛りつけて苦しんでしまった。最近になってようやく将棋やったところでどうせプロにならないし何の役にも立たないと思えるようになって何かから解放されたかのように将棋の戦術の幅を広げることができた。この精神で将棋を指すことがもっと早くできていれば人生は変わっていたはずだ。

 

1年前くらいまでは一時期競プロも少しは熱心にやっていた。今やっていないのは競プロが自分にとってやるべき最低限のこととも思っていないし何をやってもいいのにやりたいというほどやりたいと思えないから、ただそれだけである。

 

もちろんこれまでに競プロで少しは身につけたプログラミング能力が偶然にも役に立つことはあったが、(情報学科にいたら当然か)役に立つからというだけで無理してやらなくても良いと思っている。どうしても必要に迫られるか、やりたいと思えるか、そのどちらかの時にまたやれば良いのだ。

 

今は学業や将棋部等の仕事をこなしたりする以外では麻雀(天鳳)を廃人のように打ったりたまにこうして文章を書いたりして生活している訳だが、別にこれらのことが将来自分や他人の役に立つとは微塵も思っていない。ただやりたいからやっているだけである。

 

もちろんただやりたいからやっていたことが自分あるいは他の誰かの役に立つこともあるかもしれないし、もしそうなったらそれはそれで嬉しいことだが。

 

だからこれからも誰に何を言われようとこの廃人生活を辞めるつもりはないし、それは最低限やるべきことがまだ少ない学生の特権を行使することであり、あのウイルスによる強大な制限に対する唯一最強の抵抗でもあると思っている。

 

これからも昇段とレート上昇を目標に何の役にも立たない日々を生き続けていくことを誓い、別にこの文章は自分の趣味なので誰の役に立つことを期待するでもなくここで筆を置こう。